兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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仕事の跡

建築現場では如何にして釘やビス等の金物が

見えないように納めるかを考えて

仕事をされます。

この場合、見えないと言うのは

一般的な姿勢で居る時に見えないと言う事で

角度を変えると見えたりすることもあります。

家具も同じですが

固定家具は除いて

可動家具の場合、角度を変えると

あからさまに金物の使用が見える事は

多いです。

椅子やテーブルの人体スケールに近い

家具の場合は容易に裏面と呼ぶべきか

底面が見えるために、金物やビスの使用が

確認出来ます。

もっとも、メンテナンスの必要性が生じた時には

これらを自由に触れる方が役に立ちます。

ものごとの角度を変えてみると

どんな風に造られているのか

その仕事の跡が分かり、面白くもあります。

写真は、そんなテーブルの底の写真です。

結構沢山のビスが使われていることが

お分かりいただけると思います。