断面フェチ
庫裡の改修工事は、今日キッチンが入るとのことで
少し覗いてみました。
只、少し早く行き過ぎたようで、肝心なキッチンは
到着したばかりで未だ設置のための下準備中でした。
待っていても時間が過ぎるだけなので
今日の所は退散しようと思いましたが
おっと「高さの動線整理」の投稿の際に
紹介した部屋が面白いことになっていました。
それが上の写真なのですが
壁がくり抜かれていて、
向うの景色が丸見えでした。
まるで壁にかかった絵画のようで
大工さんと額縁やなあと談笑!
写真も上手く、そのように表現できたと思います。
折角壁を抜いたので、その断面構成も
気になり撮ったのが、こちらです。
写真の右側が屋外で、竹小舞の外に
荒壁が塗られ中塗りがされて一番外側に
漆喰がうっすらと塗られている構成が見えます。
そして左の室内側は、解体の際に少し
土が落ちてしまったようで荒壁だけが残っている
ような感じです。
最近、フルーツサンドの断面を見せて販売したり
飲食の世界では断面を見せるやり方が流行っているようですが
建築も、こんな風に断面が見えると
壁の造られた順が分かって面白いなあと思います。
ここが通常の部屋なら下地窓をこしらえても面白いのですが
そのような使われ方をする訳ではないので最終的には
塞いでしまうのですが、目の錯覚が楽しい1枚となりました。