意外に厳しい耐風圧設計
九州に大きな爪痕を残し去っていった
台風10号ですが、丹波では今日になってから
徐々に風が強くなりました。
夕方になり少し収まってきたようですが
未だ幾つもの台風が発生しては日本付近を
通って行くことでしょう。
台風と言うことで
住まいの設計において安全性を
検討すべき項目は2つあります。
それは、地震と台風に対して安全であるかどうかです。
壁量計算と呼ぶ簡易な検討方法があるのですが
この壁量計算においては、時に地震よりも
台風に対しての壁量が多く必要になることがあります。
この検討法においては隣にどんな大きなビルが建っていようが
防風林が存在しようが、そんなことは関係なしに
耐風圧に備えないといけません。
特に間口に対して奥行の長い建物では
地震よりも台風に対して不利になりやすいので
より慎重に対策が必要になります。
もっとも50年に1回、100年に1回の
大きな災害が毎年のようになっている昨今では
地震や台風以外にも備えないといけないことも増えていますね。