兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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蜘蛛の巣

外出自粛要請が出ている中、それでも時には

外出せざるを得ない時があります。

現場の確認作業は現場に出向かないと

出来ませんので、1つの現場で週に1回程度を

目途に外出の機会があります。


そんな機会に合わせて、他の用事も済ませるように

している今日この頃です。


そんな今日は「駅前の家」の現場定例の日でした。

おおよそ、現場打ち合わせは済んでいるため

沢山の打ち合わせ事項は無かったのですが

今後の工程などの確認になりました。


2階では、次工程へ向けての準備作業が進んでいました。

2階は、今月下旬から住まい手さん自らの手によって

塗装工事が行われます。


塗装はクロス貼りにするよりも、更に下地の精度が

求められるために、より平滑に仕上げなければいけません。

そのためにボードの継ぎ目部分の処理が重要になります。

写真の白い模様のような部分が、そのパテ処理の跡です。

粉上のパテ材を水で練り、それをボードの継ぎ目めがけて

擦り付けては伸ばし、と言った作業を続けないといけません。

簡単そうに見えて、実は大変体力の必要な作業なんです。

何せ、当事務所はパテ処理から私自身が施工したので

その大変さと難しさは実感しています。


塗装をする工程よりも、この工程の方が技術と時間が

必要なので、この部分はプロにお任せする訳なんです。

まるで蜘蛛の巣のようなこの痕跡が消えれば内装工事が完了します。