施工図は誰が描く?
今日は、電車に乗って神戸行き
電車のみならず街中、殆どの人が
マスク姿でした。
丹波市内でも、ちょっと買い物に行くだけで
マスク姿の人が多いのですが、その時私自身は
マスクをしていませんでした。
流石に都会の人混みや電車の中は
マスク無しに乗ったり歩いたりする
勇気もなく眼鏡にマスクと言う
この時期、最悪の組み合わせで
視界不良の街中ウォーキングでした。
さて、本題を大きく外れました。
今日のタイトルの「施工図」とは
クライアント向けの図面では無く
現場工事用の図面の事を指すのですが
住宅の仕事が、その大半を占める
当方では、施工図は私が描きます。
職人さんの力を借りて自分の頭の中にある
構想を現実化してもらうための伝達ツール
と言う考えですので、頭の中は自分にしか
分かりませんので、自分で描くのが一番だと思います。
あと、もう一点は自分の図面が本当に
施工不可能なものでないか?
と言う最終チェックにもなります。
しかし、それは住宅規模での話だと
言えるのかもしれません。
もっと規模の大きな工事になると
全体の施工計画も関連するために
現場監督さんが描く方が、理に叶っている
と言えるのだと思います。
施工図を自社で描く設計事務所は
関東の住宅を多く手掛けておられる
設計事務所では通例化しているようですが
関西では意外に少ないのかもしれません。
しかし、自分の頭の中を人に描かせて
出来た物に対して、
「それは違うから、やり直して」
等と言ってしまうと、たちまち軋轢を生む
可能性を抱えてしまいますし
工事も手戻りが発生して、どうも効率的でない。
やはり住宅規模の仕事では設計者が手を動かす
必要があるように思います。
但し、施工図を渡しているにも関わらず
それと違うことになっていた場合は
「やり直して」と言った経験はあります。