兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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解体工事

節分の今日、「駅前の家」の解体工事が始まりました。

この建物は重量鉄骨造ALC構造の建物です。

重量鉄骨とは柱や梁の断面がボックス型(ロの字)や

H型をした鉄骨で溶接やボルトで骨組みを形成します。


そしてALCとは Autoclaved Lightweight aerated Concrete

の略で、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート

と言う日本語になります。

誤解を恐れずに申し上げますと

軽石のように小さな気泡を持つ素材で

塗装さえ施せば、そのまま外壁と外装仕上げも

兼用できる優れた素材と言えます。


旭化成のヘーベルと言う商品名で販売されている

住宅はこのALCが使われています。


しかし、このALCは版1枚の幅が決まっているため

窓の幅はその枚数に制約を受けます。

又、リノベーション工事の今回は

窓を後付けすると手間とコストが掛かるため

可能な限り既存の窓位置を動かさないように

計画しています。


従って、この解体工では窓ガラスは割らないように

注意を払って工事を進めて頂いています。