兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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悩ましい選択

リノベーション工事において

既存の土壁がある場合、

土壁も全部潰して断熱を入れてしまえ!

とは中々言えません。


窓がある個所などを壁にする場合は

そんな躊躇は必要ないのですが

どうしても土壁の魅力に口惜しさを感じてしまいます。


只、欠点は建物の中も外も真壁構造になっている場合は

壁と柱の間が透いてしまうことなんです。


なので、このような場合はせめて建物の外側だけでも

何かしら策を講じて大壁仕様にしておく方ことで

寒さを幾分かでも和らげることが出来ます。


とは言え室内も、土壁の部分、土壁で無い部分

それぞれがパッチワークのようにつぎはぎになるのも

どうも解せないので、そこをうまくまとめることが

今回の課題のようにも感じます。