大きな空間
現在、設計中の空間に
3間角(6.0m四方)の間があります。
別に3間角が珍しい訳ではありませんが
この3間角の間の中に、1本も柱が無い
ことが中々のもんだと思う訳です。
この広さの中に柱が1本も無いと言うことは
屋根を支える材料はどんな大きな材料が
使われているのかな?と想像してしまうんですね。
建物の歴史を伺うと、レッカーも何もない時代に
建てられたとのことで
当然、足場は組まれたのでしょうけども
人力で材料を屋根の上にあげた当時の
労力を偲んでしまいます。
今回は、この広間を触るのは、ごく一部で
構造にまで手をつける訳ではないので
屋根組を拝見できるチャンスはなさそうですが
先人に尊敬の念を抱き、設計させて頂いています。