まる
「自然光が美しい写真館 in 高千穂」の現場では
先日の内容しかり、
アールや丸を意図的に取り入れています。
直線で構成されることが多い芦田の設計では
珍しいことかもしれません。
元来、杉材が柔らかい空間を生むため
杉材で構成される住宅では意図的にアールや丸を
用いると、関西弁で言う「もっちゃり」した仕上がりに
なり勝ちです。
しかし、こちらの店舗空間は杉材は主ではないため
アールや丸を意図的に設け、
中心性、柔らかさ、広がり、などが生まれて多様な
空間に感じられます。
こちらは、トイレの壁に貼った丸いモザイクタイルです
少し、レトロなようにも見えますが
薄いグリーンの綺麗な色彩が清潔感と爽やかさを感じます。
タイルの裏にはネットのような物が貼り付けられていて、30㎝四方程度の大きさが1枚のシートになっています。
そして、こちらの店舗階段の向かって右手には
やや緩やかなアールの壁があります。
写真の右手に僅かに見切れている部分が
アール壁の始まり部分です。
入り口を入ったお客さんが、壁に沿って進むと
自然に階段に導かれるような計画としています。
又、この写真で写っている部分のどこかに
下写真の丸棒の半割が取り付きます。