開けてみなけりゃ
2週間ぶりに高千穂の現場に
毎回、少しずつ行き来の時間が
短縮出来ていますが、
決して飛ばしている訳ではありません。
さて、肝心な現場は
工事の範囲を1階店舗部分に移しています。
リノベーション工事は
「開けてみなけりゃ、分からない」などと
言われることもあります。
今回の工程では、正にそんな言葉が
当てはまる個所が発生していました。
事前の調査では発見しにくい
個所でもありましたが
不思議に思える個所でもありました。
シロアリによる蟻害です。
1階と2階の中間部の胴差(どうさし)と呼ぶ
部材が2スパンほど連続して喰われていたのです。
この部分は1階の天井裏、2階の床下に該当します。
シロアリは通常、日本に居る在来種なら下から
(土台→柱→梁)喰い上がるのですが
足元に蟻害の痕跡がないため
もしかしたら、外来種かと思いましたが
どうやら在来種のヤマトシロアリのようで
おおよそ個所と原因が特定出来ました。
早速、大工さんと一緒に対策を練りました。
梅雨に入る前に幾点か、解決しておきたい
個所もあるのですが、
今滞在中にどこまで進捗するか、
しっかりと現場と向き合います。