住まいづくり通信 6/28号
では前回の土地探しに続き、今回はまた別バージョンで行きます。
その2
地方出身者であるご主人の勤務地は都会の真中、現在のお住まいは勤務地近くの社宅。探されているのは周りに人家がない所、なので少々職場から離れても構わないからと言う事から知り合いの地元の不動産屋を通し、地元の物件を数件紹介してもらいましたが、やはり通勤に難ありと言う事でもう少しだけJR沿線の都会寄りで探さなければと言う事で方向を決められたようです。
さて、都会を少し離れた郊外で土地を探す場合に気をつけて頂きたい事の一つが市街化調整区域内でないかと言う事です。市街化調整区域とは市街化を抑制する目的で定められた区域で原則、建物を建てたりといった開発行為は許可を受けなければ出来ない事になっています。
一般的には農林漁業者のための住まいや各行政単位で許可されている物意外は厳しく制限されています。 抜け道も無くはありませんが、そうた易いものではありません。
更にもっと地方へ行くと、そう言った指定さえない所もありますが、そこはそこで法律とは又別の難しい問題もあります。
それと人家が近くに無い所の場合、生活に必要な電気、ガス、上下水道と言ったインフラさえ整っていない場合がありますので注意して下さい。特に予算に余裕がない場合、インフラを整備するのにお金が掛かってしまい家に回せなくなると言う事もあり得ますので、充分に御検討ください。
では次回からはもう少し具体的な土地の読み取り方、判断の仕方について触れていきたいと思います。