兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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問題です。

今日は、いつもとは趣向を変えてこんな問題やってみてください。
 

今、図の一番左のような高さ6m程の木があり、高さ3mの位置にある枝は10年経過してこの木が倍の高さ12mに(真中の図)成長した時、どれくらいの位置になっていると思いますか?
 

a. 木は下から伸びていくので、枝の位置は上から3m(地面から9mの高さ)下がった位置にある。
 

b. 枝の位置は木の成長に比例して高くなるので、木の高さの半分の高さ(地面から6mの高さ)にある。
 

c. 木は一番上が伸びるので、枝の位置は変わらないで今のまま地面から3mの高さの位置にある。
 

3択です、さてどれでしょうか?答えは続きを読んで下さいね。
 

 

さて今日の話はどうでしたか?参考なったようでしたら是非1票、投じてやって下さい。
 

宜しければ、 ホームページの方も覗いていってくださいね。
 

木は人間と違い、成長する場所が限られていて樹皮とその内側の木材(一般に住まいなどの構造材や造作材等として使われている部分と御解釈下さい)の境目の部分で細胞分裂を行い、木材となり一度出来上がった細胞は分裂せずに大きくもなりません。新しい組織が付け加わってはじめて木は高くなり太くなる。つまり真中の図のように木がどれだけ高くなっても、枝の位置は同じ高さになります。従って、正解は c と言う事になります。どうでしたか、正解されましたでしょうか?

樹皮とその内側の木材の境目の部分を形成層と言いますが、この形成層が細胞分裂をして木が成長して行くのだそうです。

ある本によるとこのように例えています。人に例えると樹皮が洋服で、その内側にある木材の部分が人の体、形成層は下着で、この下着の部分が細胞分裂をして内側に体(木材の部分)をつくり、外側に洋服(樹皮)をつくり続ける。だそうです。

どうでしたか?