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住まいを設計する

住まいの設計

今日は住まいの配置のさせ方について、考え方のほんの一例を書いてみようと思います。プロの方には少々退屈な話で、読む必要もない事ですのでこの辺で切り上げて下さいね。

家を建てる土地も決まってくると、いよいよ住まいについて考える段階になりますが、一般的には敷地の形態に習うように上図のように建物を配置する事が多いと思います。南側には大きな庭が取れて南面開口と言う理想的な配置の一つですが、周辺環境にも大きく左右されますが、建物の北側が日も当たらずうっそうとジメジメした感じになる事もあります。

そこで、と言う訳ではありませんが下の図のように、建物を敷地の形態から外して少し回転したように配置すると敷地の四隅に少しずつ空いたスペースが出来、ここを四季の庭等と名付けて環境に応じた植物を配置してみると言う方法はどうでしょうか?庭とするだけでなくサービスコートとして日常の雑多な物を人目に付かないように置くスペースとして考えるなど様々な展開が可能と思います。又建物も南西の開口が確保出来、冬場の長時間日照が確保出来ますが、その場合、日除庇を設けるなど夏場の西日対策も御忘れなく。

但し、都市部の小さな敷地では、まずこの方法は無理です。郊外の面積に少し余裕のある敷地の場合のみ、こんな方法で考えてみるのも一つの手だと思います。

今日の話は、どうでしたか?何かの御役に立てばと思い、ほんの少しずつですがこれからも有効と思える情報を発信していきたいと思っています。

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